#191 再始動
結婚生活は順調だ。
これまで赤の他人と一緒に暮らしたことはなかったが、
同居生活は思ったよりも快適だ。
というか、楽しい。
10数年前、無職でカネもなければ、女性とも全く縁がなかったオレが 今では安定した仕事と一回り年下のそれなりに美人の嫁さんがいる。
大勝利と言っていいだろう。
ここまで来ることができたのは、並大抵の努力ではなかった。
血反吐を吐くような思いを何度もしてきた。
嫁をゲットしたストリートナンパは、一般の恋愛活動からすると蛇の道だ。
普通にモテるやつはやらなくても女をゲットしてるし、やったらやったでムカつくことにすぐに結果がついて回りやがる。
一方、非モテのストリートナンパは、女性からNOを何千何百と食らわされるわけで、苦行そのものだ。
よくここまでがんばった、オレ。
いや、マジで。
オレを突き動かしてきたのは、欠乏感と劣等感だった。
満たされたくて・・・、認められたくて・・・歯を食いしばりながら突っ走ってきた。
今のオレは満たされており、劣等感も解消された。
もうがんばらなくていい、これからは幸せを満喫すればいいんだ。
しかし、なぜか今ストリートに出ている、オレ!!
軟派師ムササビ、再始動!!!!
今のオレを突き動かすのは欠乏感と劣等感とは違う何かである。
もう一花咲かせたる!!
結婚
ナンパには夢がある??
遡ること6年前・・・
オレはホントにホントに・・・どうしようもないくらい非モテだった。
そんなオレは「理想の女性に出会いたい」一心で・・・ナンパの世界に飛び込む決意をした。
冒頭の言葉のようなナンパブログによく書いてある甘い誘いに夢見たわけだ。
んで、あるナンパ講習を受けてみて、初めて声かけを体験した。
それから1人で声かけしようとしても情けないくらいに声がかけられず、ただ街を彷徨うだけしかできなかった。
いわゆる地蔵状態ってやつだ。
合流する勇気すら出なかった。
そんな状態が・・・2年も続いた。
それから、どうにか合流してみてようやく声をかけることができた。
声かけをしてみると当時は結構いい反応がもらえたりして、ただ女子と話すだけで有頂天になっていたもんだ。
でも、本当に大変だったのはそっからだった。
即なんか全然できなかった。
それどころか、女子からゴミクズのようにガンシカされ続けることなんて日常茶飯事だ。
それでも気力を振り絞り声かけを続けた。
声かけ数が数千を越えた頃・・・、
ようやく・・・、
“彼女”に出会うことができた。
ガッキーや乃木坂46に誘惑されたとしても、オレは“彼女”を選ぶだろう。
その“彼女”と今度結婚することになった。
ナンパには夢がある??
そうかもしれない。
「理想の女性に出会いたい」という夢を実現することができたのだから。
それと同時に夢というのは決して甘いもんじゃないという現実を教えてくれたのがナンパだった。
これまで合流・ネットで絡んでいただいた全てのナンパ師に感謝します。
本当にありがとうございました。
ナンパはこれからも続けていきますので、よろしくお願いします 笑
ムササビ
2018年初アポ
2017年11月某日。
犬にて少しボーイッシュな子と目を合わせる。
そそくさと立ち去る相手。
(後で聞いたところによると、渋谷はキャッチやナンパが多いので目を合わせてくる男がいたら立ち去ることにしているとのこと)
追いすがり、声をかける。
反応は薄いが粘りに粘る。
気づけば信号を越えて、マークシティの先まで行っていた。
何を話したかは覚えていないが、LINEゲットできた。
しかし、反応はずっと薄く死番濃厚というかんじだった。
LINEしてみると意外に反応は悪くなかったが、アポ取り付けの段で既読スルーになった。
年が明けて、何の面白みもないあけおめメールを送ってみると返信があった。
そのままスルスルとアポを取り付けることができた。
(後で聞いたところから判断すると、年明け前に既読スルーとなったのも、年明け後にあっさりとアポが決まったのも、単なるタイミングの問題だったと思われる。)
アポ当日。
【今回のお相手:まお(仮名)】
ムサ値 :6.5(なかなか可愛い)
年 齢 :24歳
職 業 :ある楽器のプロ
属 性 :ボーイッシュ、ややアンニュイ
声かけ時は押し問答に近かったので、まともな会話はこのアポが初めてである。
話してみるとややアンニュイで捉えどころのないところもあるが、なかなか気の遣えるいい子だった。
そして、この時初めてしったのだが、ある楽器のプロだった(といっても食っていけないのでバイトしつつ)。
オレも昔バンドをやっていたので音楽の話で盛り上がり、さらに美容や健康についての話がめちゃくちゃ盛り上がった。
湯シャンを実践したりとか、食生活へのこだわりとかで一致しているところが多かったのだ。
しかし、その反面一向に色っぽい雰囲気にはならなかった。
1店目を2時間弱で出る。
IoIは全くつかめていない。
空気的にも自宅やラブホに誘う勇気が出ず2店目へ。
2店目は取り留めもない話。
あまり盛り上がらず。
1時間弱で出る。
1店目出たときと状況は変わらず、依然として自宅やラブホに誘う勇気が出ない。
情けねえと思いつつも、相手にこの後どうすると聞いてしまった。
すると、明日仕事早いといいつつも、帰りたがらない様子であった。
これは??
もしやイケるか・・・。
ようやくIoIを確認することができた。
こうなると強気に出れる。
腕を取って自宅に誘うが、明日の仕事早いグダで断られる。
ラブホは勇気が出なかったので、カラオケへ。
歌いながら肩を抱き寄せる。
嫌がらない。
キスをしようと試みるがグダられる。
一端距離と時間を置いてから再度トライ。
グダ。
さらに一端距離と時間を置いてからのトライ。
成功。
Dキス、パイモミまでいくがクリタッチは強硬に拒否。
リーセグダであった。
そのまま崩せず、終了となった。
【反省】
◯ボーイッシュでアンニュイなかんじと得意ではないタイプだが後一歩まで追い詰めることができた
◯色恋要素なしで楽しさだけでギラつけることができた
◯会話をかなり盛り上げることができた
×和みの段階で色っぽい雰囲気を全く作れなかった
×勇気を出せずに2店+カラオケと無駄に時間とお金を使ってしまった
×最後の詰めで押しきれなかった
ホリケンの“発想力”
「IPPONグランプリ」というテレビ番組が好きだ。
「IPPONグランプリ」はお笑い芸人たちがトーナメント方式で大喜利を競う番組である。
出されるお題に対して、オレも一緒になってあれこれ考えてみるが、ほとんど面白いことが浮かばない。
一方で出場する芸人たちの回答のクオリティに舌を巻く。
特にホリケンの回答はお題に対して思いもよらない方向のものだったりすので圧倒されてしまう。
例えば、先日優勝を決めた最後のお題とそれに対するホリケンの回答。
お題:「それリズミカルに言うことか!?」何と言った?
堀内健:「冷蔵庫のドア壊れた♪大変だ♪バイトの曽根くん中にいる♪」
一から積み上げていくマトモな思考プロセスからはとても思いつかない回答である。
大喜利で必要とされる力はロジカルシンキングなどの“思考力”ではなく、関係のないAとBをつなぎ合わせる“発想力”が重要なのだろう。
オレは今この“発想力”に着目している。
“思考力”を鍛えるアプローチ方法は世にありふれているが、“発想力”についてのそれはあまり見かけない。
それは“発想力”は先天的な天性のものとされているからかもしれない。
“発想力”へのアプローチ方法はまだまだフロンティアが広がっている。
“発想力”を鍛えることは、ビジネスにおいても、ナンパにおいても有用である。
ナンパについていえば、言うまでもなくトーク力が格段に向上するだろう。
声かけ時にオープンさせる場合や、和み時に空気を変えたり相手を揺さぶる場合に、“発想力”があれば強力なボケや相手にクリティカルな一撃を与えることができるだろう。
“発想力”を鍛えることが今のオレのテーマの1つである。
【2018年】ナンパ活動目標
早速ですが、2018年のナンパ活動目標を述べたいと思います。
前年の実績から考えると非常にシビアな数値となるが、以下の活動方針をもって達成を目指す。
1.ストリートへの専念(ネトナン卒業)
プライベートの事情により、ネトナンができない環境となった。
(元から行ってないけど、クラブも行くのは厳しくなる)
そういった事情抜きでもネトナンには限界を感じていたので、今後はストリートに専念し、声かけ数を大幅に上げていきたい。
2.オープン率の見える化と向上
ナンパで言う「オープン」とは会話が成立する状態のこと。
至極当たり前のことを言うと、Lゲなり連れ出しするなりするためには、そのプレ状態となる「オープン」の状態に持っていかなければならない。
しかし、これまでは「オープン」率への意識が弱かった。
今年はオープン数をきっちりカウントして、オープン率向上に務めたいと思う。
3.非モテ感と不自然感の排除
Lゲ後の死番化、無駄連れ出しとなってしまう原因は、自分の態度に非モテ感や不自然感があってそれを女子に嗅ぎつけられてしまうことが1つにはあると考える。
非モテ感や不自然感を排除すれば、Lゲからのアポ取り付け率、連れ出しからのゲット率が向上するはずである。
非モテ感≒女々しさ・弱々しさとは真逆の属性であるオラオラ感を、フロントアプローチや岡田尚也式声かけなどをトライすることで身に着けていきたい。
また、店内案件や待ち合わせ案件に対してナンパナンパしない声かけをすることで自然感を身に着けていきたい。
4.トーク力の向上
近年モテというと「聞く」力ばかりクローズアップされているが、和みの最初の段階ではこちらから何かを伝える力であったり、ボケやイジりなどのトーク力が非常に重要だと考える。
伝える力を鍛えるために、ブログやツイッターなどの発信、あるいは日々の会話の中で積極的に自分の考えを伝えるなどアウトプットを倍増させたい。
ボケやイジりに関しては、発想力を高めるようなワークを取り入れていくことで向上させる。
以上です。
今年こそは目標を必ず達成します!!