#200 あれ、オレまだまだがんばれそうだぞ
「ignorant of the world -散在思考-」というブログがある。最近になってあるnoteにリンクが貼ってあったので読み始めたのだが、著者が外資系戦略コンサルファームに勤めていた頃の記事がめちゃくちゃ刺さった。
内容自体は自己啓発本などの書籍によく書かれているものなんだけど、第一線を退いた人が書いた書籍などとは違い、現役の若手が血と涙と汗を流しながら書いたであろうブログは臨場感や迫力がまるで違う。
恥ずかしながら、当時20代半ばくらいの著者と比べて社会人歴20年近くになるというのに仕事に対する姿勢、ひいては人生に対する姿勢に関して自分の意識レベルがいかに低いかっていうことにこれでもかというくらいに気付かされた。いや、ホント恥ずかしい!
ただ、それだけじゃなくて、同時に「あれ、オレまだまだがんばれそうだぞ」とも思えた。これが非常に大きい!!
最近仕事もナンパも行き詰まっていて、自分の才能の底はこの辺なのかなという気がしていて何事においてもあまりモチベーションが出ない状況が続いていた。結婚して幸せに包まれてながらも、先を見据えると諦めの気持ちのせいでモヤがかかっているような心理状態だった。
つまり、仕事やナンパで結果が出ないことを自分の才能のせいにしていたわけだけど、実はそれは事実ではなくて、単に意識レベルの問題だったと今は考えている。
この年になって今更意識レベルを上げられるかどうかは分からないけど、そこが変われば結果は伴ってくるだろうということは自然と想像ができるんだよね。
意識レベルを上げるって漠然としているなってかんじだけど、具体的にどういったアクションを行っていくかは今後自分の中で整理して文章化したいと思っている。
#199 負けグセ
ストリートナンパの楽しさを思い出したオレは、また連れ出しすることができるようになっていた(ただし、打率は低い・・)。
この日は獅子ストで連れ出した案件との居酒屋アポだった。
相手のスペックは21歳、夢破れしバレリーナ、スト6.5(なかなかカワイイ)となかなかのレベル。
アポはトントン拍子に決まっており、食いつきは悪くないように思えた。
居酒屋でのトークでは、イジったときの反応が好感触で、盛り上がりは悪くない。
このままイケるように思えた。
しかし・・・、
負けた!
体調悪いから、2軒目(ラブホ)に行かないという。
後日向こうからBBQの誘いがくるなど親しみの感情を持ってくれているようだが、男女間に発展しそうな雰囲気は感じなかった。
とりあえず現在までスルーしている。
この頃、ストリートナンパと並行して始めたのがネトナンであった。
既婚の身であったため、完全にネトナンからは足を洗っていたが、顔出し無しでできるという某ネトナン攻略noteを購入して始めることにしたのだ。
しかし、そのnoteで紹介されている直ホスクリーニングでは、スト低しか釣れそうにない。
そこでまた別のnoteを購入した。
そのnoteはメッセージで非即系を仕上げるというものだった。
そんなことが可能なのか?
メッセージをダラダラ続けるのは悪手というのが定説である。
半信半疑ながらオレは試してみることにした。
しかし、仕上がることなくほとんどがメッセージのやり取り中にフェードアウトしてしまう。
その状況に業を煮やし、仕上がりが見えない案件とひとまず一回アポってみることにした。
年齢23歳のネイリスト。
写真はスト7(結構かわいい)だが・・・、実物はスト5(平均)であった。
ネトナンは写メ詐欺当たり前の世界であり、想定範囲内の詐欺レベル。
若くオシャレな雰囲気なので許容範囲。
さて、スト5クラスであれば、余裕を持って対応できる。
テキトーに飯食って、ノーグダでホテル連れ出しを決めた。
部屋に入り、ソファーで肩を抱き寄せた。
勝った・・・
しかし・・・、彼女の様子がおかしい。
まさかのグダ発生!!
グダの原因は時間だった。
この後友達と待ち合わせているという・・・。
そして、グダを崩せずに・・・、
ホテル代を無駄にして負けるという最悪の負けを喫してしまった・・・。
2件のアポとも勝てる要素は十分にありながら敗北した。
負けたのはなぜか?
ただ、力が足りないからか?
そもそも、オレは今まで敗因について真剣に考えたことがあるか。
敗因を改善しない限りは、また同様の状況で負けを招くことになる。
ブログやnoteなどのノウハウに頼るのではない。
オレは自分の頭で負けという現実と向き合う必要があった。
#198 オレがナンパに求めていたもの
ジョーの教えに従い、テクニックやマインドセットなどのことはひとまず置き、オレは声かけという作業をこなすだけの機械仕掛けの人形と化した。
無理はせず、心に波風を立たせず、ただただ声をかける。
決してドキドキすることはない。
ふと思った。
これがオレのやりたいことだったけ?
いやいや・・・
いかん、いかん。
雑念は振り払わんと。
ただただ、無心で声をかけるんだ。
で、肝心の結果の方は・・・
ひたすら坊主が続いた。
次の日も坊主、その次の日も坊主・・・
機械仕掛けの人形であるはずのオレだったが、結果が出ないことに対して辛さを覚えずにはいられない。
そんなある日のことだった。
以前合流したことのある50代半ばのナンパ師の方と久々に再開した。
その方はイタリア人になりきったりと・・・
心の底から楽しそうにナンパをしていた。
その姿を見ていたオレの心の奥底にはふつふつと沸き立つものがあった。
あれだよ・・・オレがやりたいのはああいうことだよ・・・
オレは心を開放した。
そのまさに直後のひと声かけ目だった。
久々の連れ出し!
しかも、カワイイ子。
マッチングアプリでいいねをいっぱいもらっていて、男を漁っているような子だった。
連れ出し先では、先の50代半ばのナンパ師の方や他の仲間がついてきて、近くの席に座ってオレの名前を連呼するといういたずらをされてしまい、気が気ではなかったがw
結果は負けだった。
しかし、久々に思い出すことができた。
ドキドキすること。
楽しむこと。
機械仕掛けの人形になることじゃない。
オレがナンパに求めていたのはそういうことだった。
#197 ナンパにテクニックやマインドセットは不要と彼は言った
さて、話は数ヶ月前にさかのぼる。
ナンパ活動を再開するにあたってオレはあるナンパ師のもとを訪れた。
仮に彼の名前をジョーとする。
ジョーはオレの所属するナンパコミュニティにて30代後半からナンパを始め、40代にして100人切りを達成したレジェンドである。
彼の指導を受けて成果を出すようになった仲間たちが何人かいた。
前々回までのエントリで述べたようにナンパにおける新しい「戦略」を必要としていたオレは彼のナンパ講習を受けることにしたのだ。
ジョーの教えてくれたナンパ手法というものは、巷にあふれるそれらとは全く異なっていた。
いや、異なっているどころか、それら全てを否定している内容だった。
もっと言うと、テクニックやマインドセットなど不要と言っているのに近い。
ナンパノウハウの収集マニアとも言うべきオレにとっては衝撃の内容であった。
これまでの手法であまり結果の出なかったので、180度方針転換して彼の言うことに従ってみることにした。
そして、講習後街に出てみて、声かけを実行。
十数人声かけたがその日は坊主。
次に街出たときも坊主・・・その次も・・・。
ナンパの結果は水物である。
サンプル数がある程度なければ、手法の是非は問えない。
とりあえず、100人声かけてみるまでは、変に自分の考えを出さずに、守破離の「守」のとおり、師匠の教えに従おうと続けることにした。
(次回へ続く)
#196 オレはチバさんにも火の鳥さんにもなれなかった
為末大さんは元々100m走が専門の陸上選手だった。
中学時代には100m走で華々しい記録を残したが、高校に入ると世界とのレベルの差に愕然。
世界の舞台でメダルを獲るには、100m走ではなく400mハードル走の方が取りやすいと考え、400mハードル走に転向。
その思惑どおり、見事世界選手権で2度の銅メダルを獲得することとなった。
為末大さんは語る。
「戦略とは、トレードオフである。つまり、諦めとセットで考えるべきものだ。だめなものはだめ、無理なものは無理。そう認めたうえで、自分の強い部分をどのように生かして勝つかということを見きわめる。」
根性論が美化される風潮にある日本では「諦める」ということはネガティブに捉えられることがほとんどだ。
夢を諦めずにがんばれば必ず報われる・・・果たしてそうだろうか。
苦痛の中で努力しているときは「がんばった」という感覚が強くなる。それがこころの支えにもなる。ただ、がんばったという満足感と成果とは別物である。
スタープレイヤーは、努力を努力と思わず、努力そのものが楽しいという星の下に生まれてきている。
無情なことに、凡人の苦痛を伴った努力とスタープレイヤーの楽しさを伴った努力では、後者の方が断然成果が出ることが圧倒的に多い。
オレもご多分に漏れず、努力と根性を礼賛する漫画等のメディアの影響で努力は苦痛を伴った方がよいとすら思っていた。
しかし、それは結局考えることから逃げた上でのオナニーだったのかもしれない。
結果を出すことにコミットするのであれば、努力信仰の呪縛から抜け出し、何かを「諦める」ことによって新たな一歩を踏み出す勇気を持つべきであろう。
オレがナンパにおいて諦めなければならないことは、「新宿ナンパ大戦争」のチバさんや、「ナンパはイマジネーション」の火の鳥さんの真似をするということだ。
想像してみてほしい。
ナンパ界の出川哲朗ことムササビが、ディーン・フジオカ(オレの中でチバさんのイメージ)、小栗旬(オレの中で火の鳥さんのイメージ)の真似をしようとしても滑稽の極みだろう。
だが、出川哲朗は小栗旬やディーン・フジオカになれなくとも、オンリーワンの魅力に満ちあふれている。
オレは誰でもないオレの強みを活かせる道を目指していく!