№0114 失ってしまった「理」

ある休日。 昼下がりのまどろみの中で、遠い昔のことを思い出していた。 幼稚園の頃の自分。 ダンスのお遊戯の時間だったか・・・、あの頃の俺は好みの女の子に自然と誘い、ダンスを楽しんだ。 そこに気負いといったものや、壁といったものはなかった。 俺は完全に自由だった。 ・・・まどろみから目を覚ます。 心地よい余…