軟派黙示録ムササビ

ナンパの闇と真実

№0065 声かけ論(前編) ~誠実系スタイルの限界

随分前から、誠実系声かけスタイルに限界を感じている。

 

誠実系声かけのルーティンとしては次のようなものかと思われる。


 「素敵だなと思って」

 「普段はこんなことしないんですけど」

 「今話しかけないと絶対後悔すると思って 勇気出しました」


ポイントは3点ある。


 ①初めてナンパをした体を装う

 ②大人な態度

 ③直球に好意を伝える


③に多少の勇気を必要とするが、それをクリアできればトーク力は必要ないので、ナンパ初心者が最も入りやすいスタイルかと思う。


しかし、上を目指すようになると、この3つのポイントがそれぞれ障壁となってくる。


まず、「①初めてナンパをした体を装う」について。

初心者の頃は問題ないが、数をこなすうちに当然無理なかんじがでてくる

言葉に真実味を帯びさせるためには、役者になりきらなければならない。

役者という聞こえはいいかもしれないが、女性も自分も騙していかなければいけないので心理的な負担がかかる。


次に、「②大人な態度」について。

こちらが大人な態度で接すると、交流分析でいう相互補完の働きによって、相手側も大人な態度で応対してくる。

普段大人扱いされない学生などには有効となることもあるが、社会人の女性にとっては仕事の延長上となり何のインパクトも残すことはできない。

また、大人対大人の関係を壊すのには勇気がいるので、アポった後にギラつきへシフトするのが難しくなる。


最後に、「③直球に好意を伝える」について。

あまりナンパされたことのない女性には強力な武器となるが、ナンパに慣れている女性にとっては何のフックにもならないどころか、むしろうんざりされてしまう。

女性側を優位に立たせてしまう一因になってしまうので、ネゴシエーションの観点からもあまり好ましくない。

 


ここまで好き勝手に誠実系声かけのデメリットを強調させてもらった。

では、誠実系に代わる声かけとはどんなものがあるのか。

次回は自分の理想の声かけについて言及したいと思う。