軟派黙示録ムササビ

ナンパの闇と真実

№0066 声かけ論(後編) ~カジュアル声かけ~

 

 

相手の懐にすぅーと入っていて、、、

 

何となく一緒に飲みに行って、、、

 

気付いたら一夜をともに、、、

 

 

そんなんが、僕にとって理想の声かけです(笑)

「んな、ありえねえわ」というツッコミが聞こえてきそうですが、あくまで理想なんでご容赦ください。

この理想をイメージしはじめたのは、10月頃全然声かけに出れなくて、復帰したときの頃です。ブランク明けで完全地蔵となっていました。

頭をナンパモードに切り替えるのがなかなかできませんでした。素敵なジェントルマン(誠実系)や愉快なおじさん(ネタ系)を演じるのがすごい負荷になっていたんですよね。

声かけをもっと気楽に、もっと自然にできないか、、、

非日常感というのをナンパの要件にあげる方がいらっしゃいますが、そうではなくて日常の一コマとしてのナンパはないものかと考えました。

例えば、会社帰りに同僚の女の子に対して「今日飲んで帰らない?」みたいなゆるいノリ。

命名するとすれば「カジュアル声かけ」です。

んで地蔵脱出の苦肉の策として編み出したのが次のルーティン(?)です。

「こんばんは」と声かけあまり反応がなかった場合→すぐ去る、反応があった場合→「帰り?じゃあ、軽く飲みに行かない?」または「これから遊びに行くの?その前に、軽く飲みに行かない?」

ルーティンと言えないような何の工夫もない声かけです(笑)

これが自分にとってすごく楽でした。深追いしないので傷つかないし、リラックスして声かけすることができました。このスタイルのおかげであまり地蔵になることはなくなりました。

ただ、当然結果は出ませんでしたので、少しずつ改良を加えていきました。

例えば、声かける際に体の体勢とか、「こんばんは」の言い方とか、間のとり方とか、目線とか、相手に少しでも反応があった場合にはそれをいじってみるとか、、、

そんな風に、本当に少しずつ少しずつカスタマイズしてきました。

そして、ついに先日結果が出ました。


某日、シルバーの街にて。


ムササビ 「こんばんは」(無表情。ゆっくりめに言う)

 

女性 「・・・(驚いたようにこっちを見て目を見開く)」

 

ムササビ 「むちゃくちゃ、こんばんはです!」(某ナンパ師さんのパクリ。まだ無表情)

 

女性 「w(少し笑顔になる)」

 

ムササビ 「これから遊びに行くの?」(早くもタメ口。少し笑顔で)

 

女性 「・・・はい。(笑顔だが、恐る恐る)」

 

ムササビ「ああ、そうなんだ。何か楽しそうじゃん。彼氏とデート?」

 

女性 「・・・いやいや違います。友達と会う約束してます」

 

ムササビ 「女子会?それとも、男子会?」(某ナンパ師さんのパクリ)

 

女性 「ww」

 

ムササビ 「じゃあ、その前に一杯飲みに行こうか。お酒は何飲むの?」

 

女性 「いやいやwもうすぐ行かないといけないので」

 

ムササビ 「本当に一杯だけでいいから。友達には遅れてくって俺から伝えとくからさ」

 

女性 「いやいやw・・・本当にごめんなさい。もう時間がないので」

 

ムササビ 「そっか、時間がないなら無理は言わないよ。じゃあ、3分の1杯でいいから飲みに行こうぜ」(某ナンパ師さんのパクリ)

 

女性 「ww」

 


・・・みたいなかんじで和み、番ゲしました。

ポイントとしてはタメ口で話すこと、相手に好意を伝えたり褒めたりを一切しないことです。さらに言うと、自分が何者かさえすら何も伝えませんでした。ただ、気さくに飲みに行こうと誘っただけです。

彼女はその日だけで俺を含めて3人に声かけられたそうですが、結局番号を教えたのは俺だけでした。後日何で教えてくれたのかを聞くと「なんとなく」だそうです。

恐らく、俺の理想とする声かけのとおりに、相手の心の隙にすぅーっとうまく入りこめたんだと思います。

ちなみに、彼女はスト8のCAさん。品格みたいなもんを含めると俺がこれまで声かけてきた女性の中でも最上位の部類に入ります。ただ、アポにてクロージングで大失敗を犯し敗れましたが^^;


俺の理想であるカジュアル声かけはついに実現しましたが、実は200声かけ以上した上でのようやく成功例です(笑)

やはり、確率から考えると、誠実系の師匠であるリックさんのテンプレすげーというのを再確認せざるえませんでした。

前回誠実系声かけへのアンチテーゼを自分で掲げておきながら、ちゃぶ台返すこと言ってしまうと、キャラ設定など声かけにおける単なる導入部として割り切ってしまえば何でもいいのかもしれません。

当たり前ですが、ナンパは水物なので、不変的なベストな声かけなどありうるはずがありません。そのときそのときの諸条件によって左右されます。

一つ言えることは、ナンパがコミュケーションの一つである以上、相手との距離感を意識することが重要だということです。今回の取り組みによって、その距離感の意識については以前より大分できるようになったと実感しています。

最近は特にカジュアル声かけにこだわってません。むしろ、いろいろと試しています。零時レイさんのセミナーを受講して、多種多様なキャラを作っていくことや一つの声かけ内でキャラを転換していくことの面白さを知ったことがきっかけです。


さて、「声かけ論」と銘打った割に、とりとめがないままぼやっとした結論に落ち着いてしまいましたが、ご容赦くださいw

これからも一ナンパ師として理想の声かけを追求していきます(^^)