№0089 ストナンの世界は“楽園”なのか
ナンパ伝道師たちはブログや講習などで、
「誰もがストリートナンパを始めたら美女を思いのまま抱ける」
とストリートナンパの世界があたかも“楽園”であるかのように声高に喧伝する。
その甘い言葉に誘われてストナンの世界の足に踏み入れるルーキーたちは後を絶たない。
実際にストナンを始めた彼らは番ゲや連れ出しなど刺激的な体験をすることとなる。
しかし、コンスタントにゲットできるものはわずかだ。
結果の出ない期間が続くと、声かけという作業がきつくなってくる。
そして、ストナンの世界から遠のくこととなる。
俺の所属するコミュニティでもメンバーの入れ替わりが激しい。
この際はっきり言おう。
ナンパ伝道師たちの言葉は“嘘”である。
ストナンを始めたからと言って美女を抱けるものは極々わずかだ。
ルックスだったり面白さだったりと特別な武器がない限り、ストナンは決して楽な世界ではない。
手軽に結果を望むなら、
時間をかけて友人の紹介・合コン・パーティ・相席居酒屋・ネトナンetcの方に取り組んだ方が良いだろう。
ただし、ストナンにはそれらにはない魅力がある。
“0”の関係から“男女”の関係まで一気に駆け上るという「スリル」がある。
自分の全て、いわば“人間力”が求められる「ゲーム性」がある。
自分好みの女性にアプローチできるという「夢」がある。
その魅力に取り憑かれたものたちが魑魅魍魎と化し、今日も街を彷徨うのだ。