軟派黙示録ムササビ

ナンパの闇と真実

№0107 終わってる碁

8月のゼネ子とのアポについて、仲間の凄腕スト師Yさんらに話した。

※ゼネ子初戦→№0099 殺気を消す - 軟派黙示録ムササビ

 


6時間も一緒にいたのに手すら握らせてもらえない状況を知ると、Yさんは「それは終わってるでしょ。望み薄だよ」とアドバイスしてきた。

 

 

 

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そう、彼女とのことは“終わってる碁”だった。


効率性だけを考えるならストップロスすべきだろう。


しかし、スト7案件であるし、長時間一緒に居ても苦にならない相性の良さもあったので、俺は諦める気がなかった。

 


今の俺(本エントリーを書いている時点)には初回アポの失敗の原因が分かる。


ゴールまでの道すじを立てずに、漠然と“和み”に終始してしまったこと。


さらには、そこから急にギラついたので、積み上げてきた“信頼”を全てぶち壊す形になってしまったこと。

 


後者による影響で彼女からの食い付きは明らかに下がってしまっていた。


それについては、このときの俺もその後のLINEのやり取りで痛感していた。

 


ただ、彼女も恐らく俺とは相性が良いことは感じているようなので、俺を切れずにいるようだった。


密ではないが、LINEのやり取りだけは重ねていたし、また飲みに行きたいという彼女の意思は感じられた。

 


そんな中、第2戦が決まった。


日時は平日の遅い時間。


次の日を考えて普通に帰るのであれば、試合時間は2時間といったところだろう。


マイナススタートということを考えると終電逃しからのホテルはありえなかった。

 


どういう風に戦ったら良いのか、


何を持ってこの日のゴールとすべきか、


アポの望む上での作戦が何も浮かばず、当日のアポを迎えてしまった。

 


【今回のお相手:ゼネ子(2戦目)】

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レベル:スト7
年齢 :24歳
職業 :ゼネコンOL(現場にも出る)
雰囲気:顔立ちはハッキリしているが、ややロリ系
性格 :体育会系がベース、サバサバ、自分をしっかり持っている

 


この日の彼女は仕事帰りのため、なんとノーメイク。服装もラフ。


スッピンでも顔立ちがはっきりしているので残念ではない。


というか普通に可愛い。やはり、ポテンシャルが高い。


だが、ノーメイクにラフな服装ということで、初回アポに比べて彼女に緊張感がないことが分かる。

 


店に入ってしばらく話すと、初回アポのような男女間のいい雰囲気というものではなく、単なる友達のような雰囲気になっていた。

 

 

やはり、“終わってる碁”なのか・・・

 

 

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今の俺なら(本エントリーを書いている時点)、再度緊張感を持たせたり、エロい空気にさせるような仕掛けを行っていくが、このときの俺にその発想はなかった。

 

 

状況は行き詰まっていた。

 

しかし、その状況が、逆に俺を開き直らせた。

 

このときの俺には“和み”しか武器がなかった。


だったら、徹底的に和んでやることにした。


ムササビ流軟派術奥義「無刀陣」を発動させた。

№0103 奥義「無刀陣」誕生の瞬間 - 軟派黙示録ムササビ

 

 

 

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仏のような心で・・・、

 

 

和んで・・・

 


和んで・・・

 


徹底的に和む!!!!

 

 

 

 

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終了の時間となり帰ることとなった。


帰路の途中・・・、バカの一つ覚えでCanCam子のときのように誠実カードを切った。

№0105 純愛 - 軟派黙示録ムササビ

 

 


ムササビ「気付いてると思うけどさ・・・俺、ゼネ子のことすげーいいなと思ってるから。でなきゃ誘わないし」

 


ゼネ子「え!・・・そうなんだw」

 


ムササビ「・・・」

 


ゼネ子「・・・この間はさ、急にイヤらしいかんじで迫ってきてすごくショックだったけど、今日のムサはすごくいい印象だよ。いつも、こんなかんじでいてくれたらいいのに」

 


ムササビ「なんだ、それ?友達としていいヤツってこと?・・・いや、俺そんなの求めてないし」

 


ゼネ子「へぇw・・・まあ、とにかくまた飲み行こうよ!」

 

 


んな微妙なかんじでその日は別れることとなった。

 

 

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その後のLINEのやり取りは以前の熱を取り戻すこととなった。


どうやら失った“信頼”は取り戻すことができたようだ。


ただ、ゲットを目指す上で和みからの誠実カードを切った選択肢が正しかったのかは分からない。


ゼネ子との試合は3戦目までもつれることが確定した。

 

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