軟派黙示録ムササビ

ナンパの闇と真実

№111 クズ

CanCam子アポの惨敗は、俺にとってあまりにも傷が深すぎた。


彼女を失った痛みだけでなく、一回りも年の離れた大学生から「オスとしてダメだ」というレッテルを貼られてしまった気がしていたのだ。

 

痛々しい俺を見かねて、心ある仲間のスト師達は今後につながる助言をくれようとした。

 

しかし、痛みから目を背けたかった俺は、聞く耳を持とうとしなかった。

 

 

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 このとき、すでにゼネ子との3回戦目のアポが決まっていた。

 


ゼネ子アポの前に、俺は何としても自信を取り戻しておきたかった。

 


失った自信を取り戻すべく、ストに出てみる。

 

とにかく結果が欲しかった。

 

そのために、普段行かないような、"即系"ってこんな女の子なのかなというイメージのもと、股の緩そうな子にも声をかけてもみた。

 

 

 

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逆説的だが、自信を失った男に結果が出るはずもなかった。

 

 

仲間からも離れ、ストでも結果の出ない俺は行き場を失った。

 

ここで俺は自分の中で設定していたボーダーを踏み越えることにした。

 


1人の女子にLINEしてアポを取り付けた。

 

その相手とはマユコだ。

№0109 異変 - 軟派黙示録ムササビ

 


彼女は本当にいい子なので、付き合うつもりもないのに、体目的で近づくのはやめようと思い放置することにしていた。

 

しかし、余裕を失っていた俺は、ポリシーをかなぐり捨てて、彼女を利用しようとした。

 

体目的ですらない、失った自信を取り戻すべく、単なる承認欲求のハケ口として・・・。

 

 

俺は昔の自分がツバを吐いて忌避するようなクズに成り下がろうとしていた。

 

 


アポ当日。

 

 

【今回のお相手:マユコ 2回目】

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レベル:スト5
年齢 :29歳
職業 :アパレル系内勤
雰囲気:アパレル系の割に地味
性格 :あまり自己主張しないタイプ。性格良し

 

 


とりあえず居酒屋に入るが、目的はやることなので、早々に店を出ることにした。


クズの俺は、彼女からのお金もキッチリ受け取った。

 


自然と手をつなぐ。


前回の失敗を踏まえて、ホテルへ行く前に、暗黙の確認の意味を込めて、コンビニへ立ち寄った。


アイスを購入。


彼女はこのアイスをどこで食べるかは理解してくれているはずだ。

 

 


ラブホテルへ。

 

 


入り口に入ろうとすると彼女はグダる。

 

しかし、形式的なもののはずだ。


俺は「マユコの嫌がることは一切しないから安心して」と言い、半ば強引に連れ込む。


すると、彼女もおとなしく観念した。

 


部屋へ入り、ソファーに座る彼女に早速ギラつく。

 

 


キスは成功する・・・がその先へ進ませてくれない。

 


少しずつ焦る俺。


このグダはガチなのか??

 


言葉や指使いで彼女の門をこじ開けようとするが、ビクともしない。

 


・・・ならば、パワープレイだ。

 


ムササビ流軟派術「お姫様だっこ」発動。

 


俺の腰は悲鳴を上げたが、彼女のテンションは一時的に上がった。

 


そして、そのままベッドへなだれこむ。

 


ようやく上半身の防御は崩れた。


パイ揉み、パイ舐めまで成功する。

 


しかし、下半身の防御は崩れない。

 


泥沼化した攻防は部屋に入ってからすでに1時間以上が過ぎていた。

 


窮した俺は、性欲に頭を占拠され、悪手を放ってしまう。

 

 

頼むから、やらせて

 

 

と彼女にセックスを懇願してしまったのだ。

 

 

もちろん、彼女は応じてくれるはずもなかった。

 

 

じゃあ、口でしてくれるだけでいいから

 

 

と俺はさらに恥を晒して彼女にすがりつくように頼み込んだ。

 

 

そんな哀れな男に対して、彼女はただただ苦笑するだけだった・・・。

 

 

そして、タイムアップ。

 

 

 

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振り返ってみると、全てが酷いくらいに雑だった。


上手くいくはずもなかった。


彼女を自信を取り戻すための道具として扱おうとした俺は見事にしっぺ返しを食らった。

 

俺はますます自信を失った。

 

そんな中、俺にとって最も大事な存在であったゼネ子とのアポを迎えることとなった。

 

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