軟派黙示録ムササビ

ナンパの闇と真実

#0170 「天才」と「持たざるもの」

オリンピック100m決勝は黒人だらけだ。

人間は生まれつき平等ではない。

決して超えられない壁が存在する。

 

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ナンパの世界においても同様である。

同じ時期にナンパの世界に飛び込んだ2人。

1人は最初の1ヶ月目から次々とゲットを量産し、数カ月後にはナンパクラスタにおいて神扱いされる。

1人は1年やっても鳴かず飛ばずでいつしかナンパの世界から遠ざかっていく。

 

両者の違いはルックスによるものなのか、コミュニケーション能力によるものなのか、メンタリティによるものなのか。

 

「天才」「持たざるもの」

 

そこには厳然たる才能の差というものが存在する。

 


オレは「持たざるもの」だ。

数年ナンパに取り組んできたが、ラッキーパンチでスト高の彼女をゲットすることはできたのが唯一の戦果で、それ以外は燦々たる結果しか残せていない。

ツイッターのナンパクラスに次々と現れる「天才」たちの即報を見るたびに嫉妬や劣等感の嵐の渦に苛まれる。

 


なんで、あいつばかり・・・


なんで、オレは結果が出ないのか・・・

 

 

ナンパは競技ではないのだから、楽しくやればいいじゃないか。

あるいは、比べるべくは他人ではなく過去の自分であるという考えがある。

 

そういう心持ちになろうとした。

結果が出なくても楽しかったからよかったと自分を納得させる日々。

 

しかし、本当は納得なんかしていなかった。

楽しいなんて思えるはずがなかった。

 

 

 

オレもあの「天才」たちのように女子を魅了したい・・・!!

 

それこそが自分の本当の思いなのだから。 

 

 

 

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「持たざるもの」が「天才」の背中を追い続けることは、その絶望的なまでの差を思い知ることである。

現実から目を背けてはならない。

それでも前を進むというのなら、圧倒的な覚悟が必要だ。

 

 

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※ジャンプ漫画「アイシールド21」より

王城学園の桜庭は容姿端麗のお坊ちゃまで全てを持ち合わせているかのように見えたが、自分の好きなアメリカンフットボールの才能は持っていなかった。

一方、同時期にアメフトを始めた同学年の進は日本史上最強のラインバッカーと呼ばれる天才であった。

桜庭は進との才能差に絶望しつつも、全てを捨てて進を勝つことを決意する。 

 

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