ホリケンの“発想力”
「IPPONグランプリ」というテレビ番組が好きだ。
「IPPONグランプリ」はお笑い芸人たちがトーナメント方式で大喜利を競う番組である。
出されるお題に対して、オレも一緒になってあれこれ考えてみるが、ほとんど面白いことが浮かばない。
一方で出場する芸人たちの回答のクオリティに舌を巻く。
特にホリケンの回答はお題に対して思いもよらない方向のものだったりすので圧倒されてしまう。
例えば、先日優勝を決めた最後のお題とそれに対するホリケンの回答。
お題:「それリズミカルに言うことか!?」何と言った?
堀内健:「冷蔵庫のドア壊れた♪大変だ♪バイトの曽根くん中にいる♪」
一から積み上げていくマトモな思考プロセスからはとても思いつかない回答である。
大喜利で必要とされる力はロジカルシンキングなどの“思考力”ではなく、関係のないAとBをつなぎ合わせる“発想力”が重要なのだろう。
オレは今この“発想力”に着目している。
“思考力”を鍛えるアプローチ方法は世にありふれているが、“発想力”についてのそれはあまり見かけない。
それは“発想力”は先天的な天性のものとされているからかもしれない。
“発想力”へのアプローチ方法はまだまだフロンティアが広がっている。
“発想力”を鍛えることは、ビジネスにおいても、ナンパにおいても有用である。
ナンパについていえば、言うまでもなくトーク力が格段に向上するだろう。
声かけ時にオープンさせる場合や、和み時に空気を変えたり相手を揺さぶる場合に、“発想力”があれば強力なボケや相手にクリティカルな一撃を与えることができるだろう。
“発想力”を鍛えることが今のオレのテーマの1つである。