#193 戦略とは選択と集中だ!
マーケティング・・・
オレの脳内でその言葉がグルグルと回っていた。
前回紹介した「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」という本によると、マーケティングを行う上で最も大切な能力となるのが、戦略的思考能力を身につけることだ。
戦略というのは誰しも聞いたことのある言葉だと思うが、目的を達成するための資源(リソース)を選択することと定義付けることができる。
一体何のこっちゃというところかもしれないが、仮想のA国の防衛戦略を考えてみよう。
A国は東国・北国・西国・南国の4カ国に囲まれており、兵士100人(=リソース)で防衛しなければならないとする。
このとき、東国・北国・西国・南国いずれの国とも国交がなければ、各国境に均等に兵士25人を配置させる必要があるだろう。
ところが、東国・南国に対して友好を結べば、二国に対して兵士を置かなくて済むようになり、北国・西国の各国境には50人ずつ兵士を配置させることができるようになる(=選択)。
このように自国の防衛という目的を達成するにあたって、戦略を練ることでターゲットを選択し、リソースを集中させることでより安泰に近づけることができるのだ。
戦略の常道としては、リソースを集中させることにある。
例えば、話を企業の経営戦略に変えて考えてみると、リソース(ヒト・モノ・カネ・ブランド)を集中させずに分散させてしまうとだいたい失敗してしまうことが多い。
数年前にお家騒動で注目された大塚家具はそれまで会員制の販売形態を取るなどして高級家具店として確固たるブランドを築いたが、大塚久美子氏が社長に就任してからはカジュアル路線の新業態店舗も出すようになった。
結果としてはこれが裏目に出て大幅な減収減益を招くこととなった。
結果論で語るならば、カジュアル路線にリソースを分散させずに、高級家具店としての業態にリソースを集中させるべきだったということだ(あくまで結果論だと思いますが・・・)。
※ナンパから話が大分ズレてしまっているが・・・この辺の考えが非常に重要なのです。もうちょっとだけマーケティングの話が続くぞい