#0174 LINEの魔法~この魔法を手にしたものは必ず成功する~
「LINEは事務的な連絡でよい。」
「LINE?んなもん、テキトーでいい」
「LINEでの加点はない。減点しないことだけを心がけよ。」
凄腕ナンパ師たちのお言葉である。
彼らは往々にしてLINEメンテフェーズを重視しない。
※ストリート等でLゲもしくは連れ出し後に健全解散してLゲした後に、LINEでアポ取り付けするプロセスをLINEメンテとする。
ところが、我々ショボ腕がこの言葉を鵜呑みにして事務的なLINEでアポを取り付けようとすると、すぐに死番化してしまうことが多い。
原因はハッキリしている。
それは声かけ時点での女子の食いつきの度合いが違うからだ。
凄腕(モテ男)の人たちは声かけ(連れ出し)時に相手を十分に魅了しているので、どんなLINEを送っても釣れ放題の状態になっている。
一方、我々のようなショボ腕(非モテ)の場合、声かけ(連れ出し)時に相手を十分に魅了できていない。
だから、テキトーなLINEを送ってしまうと、即死番化してしまう。
凄腕とショボ腕ではLゲ時点での女子の状態が違うわけで、冒頭の凄腕の言葉を鵜呑みにしてはダメなのだ。
ショボ腕はLINEメンテフェーズを決して軽視してはいけないのだ。
※凄腕がLINEメンテフェーズを軽視しがちなのは、だいたい当日に即っているということもあるだろうし、あるいは腐るほど番ゲしているので、1つ1つの案件のLINEメンテなどに構ってられないという事情もあるだろう。
オレは昔からメールのやり取りが苦痛に感じるほど苦手だったので、ナンパ始めた頃はLINEメンテフェーズで取りこぼすことが多かった。
しかし、昨年グリフィス(当時の師匠)の指示のもと、ネトナンノックを行い、半年足らずで数十人以上の女性とメッセージのやり取りをすることとなった。
最初は面倒くさく仕方がなかったが、凄まじいほどの数をこなすことによって、女性とメッセージのやり取りを行う上でのコツのようなものが見えてきた。
最近、その成果を実感できたことがあった。
相方の花京院と何度かコリドーに出撃したことがあったのだが、全く坊主の日もあったが、合計としては3組のコンビを連れ出すことができた。
その3組はコンビはどちらも可愛いくて、JDギャル(ベンチャー広報、元国際線CAなど、コリドーではあまりお目にかかれないスト高たちだった(いや、マジで)。
の子)、某IT謙遜するわけではなく事実としてオレや花京院はどちらもショボ腕なので、連れ出すことができたのは単にラッキーが続いただけだと思う。
肝心なのはその先だ。
オレは後日各コンビの片割れ3人とそれぞれアポることができたのだ。
(花京院は誰ともアポれなかったw)
コリドーのことを知らない人はだからどうしたというかもしれないが、奢り目的や物見遊山の多いコリドーでは死番率は非常に高い。
スト高相手ならなおさらその確率は高まる。
アポることができたのはオレのLINEメンテの技術によるところが大きいと考えている。
なぜなら、アポった相手はいずれも花京院担当の子たちだったからだ。
※担当・・・コンビでの戦い方として、連れ出した後に男対女、男対女にセパる(セパレートする)のが常道である。そのときの相手の女子を担当と言う
LINE交換した時点ではほとんど和めていなかったわけで、それでもアポを取り付けることができたということが、その後のLINEメンテフェーズで上手く和めたことの証拠と言えるだろう。
※ちなみに、あえて花京院担当の子を狙ったわけではなく、自分担当と花京院担当と両方とやり取りしていたら結果的にそうなった。自分担当とアポれていないのは連れ出し時の振る舞いに問題があったということで、それはそれで反省点であるw
さて、ではここからそのLINEメンテの技術を公開したいと思う。
オレはこのLINEメンテの技術を「LINEの魔法」と呼んでいる(ダサいって言うんじゃねえww)。
最大のポイントは、冒頭で述べた話にもリンクするが「相手の食いつき度をきちんと推し量ること」である。
これを意識してやり取りをすることによってLINEメンテフェーズでのアポ成約度が格段に変わってくるのだ。
まず、冒頭で述べたように、我々はLINEメンテフェーズの段階では、凄腕とは違い、相手を十分に魅了できていないことがほとんどだ。
相手を十分に魅了できている場合が食いつき度レベル2の段階「◯◯くんってなんか危険な香りはするけど、それ以上にかっこいいし面白い!また会いたい!!」という状態であるとする。
それに対して相手を十分に魅了できていない場合は食いつき度レベル1の段階「◯◯くんって少し気になるけど、よく分からないからまた会うのは不安」という状態である。
冷静に考えてほしい。
興味≦警戒心という状態でアポれるはずがないというのは理解できるはずだ。それなのに我々は相手の状態を考えようともせずにアポを取り付けようとしてしまうから即死番化してしまうのだ。
ちなみに、女子の警戒心の正体を明らかにしておくと、主にはヤリ捨てられるリスクと非モテとの接触リスクへの恐怖心があげられる。
前者については説明不要だろうが、後者については非モテに近寄られるのを避けたいという強い本能があるのだ。
に詳しいが、簡単に言ってしまうと女性は我々も容姿の美しくない女性やメンヘラにまとわりつかれるのはストレスを感じると思うが、女性が非モテにまとわりつかれるストレスというのはそれ以上というか本能レベルの危機感を感じてしまうようだ。
話を戻す。
相手の食いつき度がレベル1の段階の場合はアポをいきなり取り付けようとしてはダメだ。
ではどうするか。
レベル1だからダメなわけで、LINEメンテによって女子の食いつき度を上げるというプロセスを経てからアポを取り付ければよい。
食いつき度を上げるといっても、LINEメンテだけでいきなりレベル2にあげようとするのは、俗に言う「LINEで仕上げる」ってやつだが、これにはよほどの技術が必要である。
我々ショボ腕が下手にやろうとしても、火傷して終わるのが関の山だ。
我々はレベル2ではなく、食いつき度レベル1.5の段階「◯◯くんって少し気になる、怪しいやつでも非モテでもなさそうだし会ってもいいかも」を目指すべきなのである。
これであれば、特殊な技術は必要ない。
要はアポ成約の阻害要因となっているものを取り除くことだ。
つまり、ヤリ捨てしないヤツでないことと、非モテでないことを証明すればよいのだ。
さてさて、徐々にLINEメンテフェーズの重要性が徐々に分かってきたんではないだろうか。
では、これから「LINEの魔法」の具体的な内容について述べる。
・・・この魔法を手にしたものは必ず成功すると言われている・・・
この先は下記リンクのnoteを参照してもらいたい(笑)
【悲報】ムササビがついに商売に走る
凄腕とショボ腕では前提条件が違う。
ショボ腕が凄腕の言葉を鵜呑みにしてはダメだ。
ショボ腕はLINEメンテフェーズを決して軽視してはいけないのだ。
相手の状態を考えようともせずにアポを取り付けようとしてしまうから即死番化してしまう。
まずは、LINEメンテフェーズを通して、ヤリ捨てしないヤツでないことと、非モテでないことを女子に証明しなければならない。
#0173 アポ中の会話:横綱と小兵力士による戦い方の違い
愛読している某ブログでアポ中の女性との会話がテーマとして取り上げられていた。
そのブログの結論としては・・・
「会話はアポの成否に関係ない」
「モテ男であれば何を会話してもゴールできる」
でました!w
いやいや・・・全くもってその通りなんだけれども・・・、
真理をついているんだけど・・・、
これでは救いがない(泣)
確かに、モテ男がそのアルファ感を持って、白鳳のごとく横綱相撲で圧倒するのは、理想のアポである。
しかし、モテ男のように恵まれた身体を持たぬ小兵力士の我々にとっては、昔の舞の海関、今の宇良関のように、小手先のテクニックだろうが何でも使って、泥臭く勝利するしかないのである。
オレが今まで掴み取ってきた数少ない勝利は、そのほとんどが薄氷を踏むような綱渡りのものであった。
アポ中の会話の盛り上がりが足りなかったり、あるいは会話の中で非モテがバレるような言動を少しでもしていたら、勝てなかったに違いない。
ベータの非モテでさえ、セックストリガーを弾いた後には、女性からいい男に思われることができるのだ。
実際、オレは今の彼女からは会う度に「ムサくん、めっちゃかっこいい!!」と言われる。
ムササビ「眼科イッテコイヤwwwwwデヘヘヘwwwwwwww」
・・・・・・・・・・・・・・・
会話はアポの成否に関係ない・・・これはモテ男の場合の話である。
非モテが決してそれを真に受けてはいけない。
我々非モテは小手先のテクニックでも何でも使って会話を盛り上げることと非モテ言動を避けることを意識して行わなければならない。
それがクリアできれば必ずゴールできるというわけではないが、会話の出来によって紙一重の差で結果が変わるケースはある。
※横綱相撲とは実力に勝る側が正攻法で戦い勝つべくして勝つことを言う。大相撲では横綱が横綱相撲ではなく、猫だまし、立会いの変化、引き技などを使うと批判を受けてしまうことがある。(画像は白鳳が猫だましを使ったときのもの。このとき、故・北の湖理事長は白鳳を猛烈に批判した)。
さて、モテ男や凄腕スト師たちからアポ中の会話以上に最も軽視されているのが、LINEメンテフェーズである。
オレはLINEメンテフェーズも決して軽視してはいけないと考えている。
次回はその辺の具体的なテクニックについて述べたい。
#0172 ギャルをゲットした日
オレが学生時代の頃、
「コギャル」だとか「ガングロ」だとか「アムラー」だとかそういったタイプのギャルが横行していた。
非モテ真っ盛りのオレはそういった人種との接点はほとんどなかった。
バイト先にギャルっぽいのがいたことはあったが、向こうからたまにいじってきてオレは愛想笑いをして返すくらいがせいぜいの絡みだったろうか。
オレもギャルに興味がなかったし、向こうは当然オレのことなど眼中になかっただろう。
オレとギャルは平行線のようにずっと絡むことはないんだろうなと思っていた。
でも、ホントは、オレの方はギャルに決して興味がなかったわけじゃなかったんだと思う。
ギャルもののAVは嫌いではなくたまに見ていたし、風俗でギャルっぽい子を指名することもあった。
ただ、本能と直結したような彼女たちのダイレクトな言動を単に怖がっていただけなんだと思う。
だからといってすごい好きなわけではないが、男として彼女たちを支配できたらという欲望は心の奥底にあったんだと思う。
それから時が経ち、ストリートナンパを覚えた。
しかし、やはり、ゴリゴリのギャルに対しては、勢いがあるときを除いては、勇気が出ずに声をかけることができなかった。
たまに運良く連れ出すことができても、ほとんど男女の空気にはならずに放流という結果になった。
さて、今年の某日。
相方の花京院と久々にコリドーに出撃。
結果が出ずに帰ろうとして新橋へ向かうと。
ギャル2人組を発見。
本能的に声をかけるとオープン、連れ出しが決まった。
ちなみに、コリドーではOLがほとんどで、JDしかもギャルという人種は珍しい。
連れ出し先では、オレのトークは湿りがちだったが、ギャル好きを自認する花京院のイジりトークが珍しく(失礼)炸裂して場を盛り上げる。
終電も迫っていたので、Lゲした後放流した。
翌日、これは下手したら花京院に両方持っていかれつながらないだろうなと思いつつ、2人に連絡するとどちらも好反応。
そして、この頃LINEの手法を大幅に見直したのだが、それが当たったのか、特に花京院担当のギャルとかなりLINEで盛り上がることができた。
トントン拍子でアポまで成立してしまった。
花京院担当の子とはほとんど喋らなかったというのに・・・。
ちなみに、なぜかトークがバッチリ決まっていたと思われる花京院の方は両方ともすぐに死番化してしまったようだ。
花京院のLINEは適当なのでその辺の差が出たのか、あるいは別の要素なのか、何が結果につながるか分からないところがナンパの面白いところである。
アポ当日。
彼女が現れる。
驚いた!!
就活のインターンがあったから髪を黒くしたといってたのに、連れ出した時よりギャル化が進行している・・・ゴリゴリのギャルがそこにいた!w
【お相手:あやこ】
外見 :スト7 カトパンと中川翔子を足して2で割った感じ
年齢 :21歳
職業 :JD
系統 :ゴリゴリのギャル
性格 :???
正直内心ビビっていた・・・。
オレは深呼吸して心の中でつぶやく。
恐れなくていい、大丈夫。いつもどおりやるだけ・・・
女性を魅了する何よりの鉄則は、AFC的言動を見せないことであると考える。
スト高の彼女と時を過ごすうちに、どんな相手だろうと表面上は平静を装うことができるようなったのが、ナンパ師として成長したところだ。
ゴリゴリのギャルだからといって特別に意識することなく店まで誘導した。
周囲からは完全にキャバ嬢の同伴だと思われていたことだろうw
店内にて。
いつもどおりトークを行う。
彼女の方は・・・
就活中だからなのか?
ギャル的な本能と直結したようなダイレクトな言動は目立たず、終始敬語であった。
会話のキャッチボールができる子でトークはすごく盛り上がった。
しかし、恋愛トークに持ち込もうとしても、何も話してくれない。
なぜだ?
1時間~1時間半で店を出る。
かなり話は盛り上がったが、恋愛トークはできていない。
食い付きが全く分からない。
どうするか迷ったが、、、いつもどおりの行動を選択した。
「後、1時間くらい大丈夫だよね?」
「友達からシャンパンもらったんだよね。よかったら飲みに行かない?」
「タクシーで乗っていけばそんなにかからない場所にあるんだよね」
宅飲みということを伏せたまま、タイムコンストレイントメソッドを用いて、シャンパンという言い訳を与えてあげた。
彼女は宅飲みということを理解していたかどうかは不明だが、了承してくれた。
タクシー乗車。
この時間はいつも必死である。
会話が途切れないように、楽しい空気が壊れないようにトークを続ける。
自宅前へ着く。
彼女の態度が少しだけ強張ったように感じたが、オレはそれに気付かないふりをしてトークを続けながら自宅へ誘導する。
自宅ではいつもの昔話ルーティンを使いつつ、ボードゲームで遊んだ。
ボードゲームはオススメである。
会話を考えなくてもいい上に盛り上がるからだ。
ほどなくしてゲームも終わる・・・さてどうするか。
彼女の食い付きが見えない。
とはいえ、これ以上の時間ロスは逆にリスクが高まる。
ギラつきを開始することを決意。
ギラつきはじめると、彼女はグダった。
そして、言動がギャルチックに徐々に変わり始める。
いつの間にか敬語ではなくタメ口に変わっていった。
ついに彼女の中のギャル がオレに牙を向きはじめたのか。
ギャルがビビっていた学生時代の頃の記憶が頭の中によぎる・・・。
こえーよ!!
やっぱり、オレがギャルなんてダメなんだ・・・
ささっと謝って放流しかねえべさ・・・
・・・いや待てよ
ガチでダメな場合はすぐに帰るというはずだ・・・
今ここに彼女がいるということは・・・・つまり・・・
女性の言動に惑わされてはダメだ・・・
オレは表面上、何とか余裕感は保ったままにした。
彼女のグダを子どもをあやすようにいなしつつ、ギラつきの度合いを深めていった。
そして、CT(クリタッチ)を始めると彼女はメスとしての喘ぎ声を出す。
すぐに彼女のダムは決壊し洪水状態となる。
勝利を核心した瞬間であった。
即!!
ゴリゴリのギャルをゲットした・・・とてつもない達成感であった。
男としての自信がものすごくついた。
ギャルと自分とは違う人種・・・?
ギャルになんか興味ない・・・?
違うだろう、そうやって線引することで自分の小さなプライドを守りたいんだろうが。
素直に認めよう。
男は皆ギャル好きである。
ギャル打倒こそまさに男子の本懐である!!
#0171 等価交換がこの世の大原則だ!
なぜ、彼は変わらないのか。
先日、幼馴染の友人と会った。
クセは強いが、憎めないいいヤツだ。
親分肌で男からは人望がある。
仕事もできる。
しかし、彼はずっと彼女ができていない。
理由は明白だ。
見た目・・・太っている、服装がダサい、清潔感がない
女性への接し方・・・上から目線の自分語りが多い
女性の選り好みが激しい
恋愛に関しては主体的に行動しない
以前は暗に、最近はかなりダイレクトに改善するように忠告しているのだが、彼は変わろうとする気配はない。
彼だけではない。
願望や不満はあっても変わろうとしない人間は多い。
なぜ、彼らは変わらないのか。
その理由は「変わるのが怖いから」・・・いやより核心に迫るのであれば「失いたくないから」であるとオレは考える。
「失いたくないから」とはどういうことか?
最近、切実に感じるのは等価交換がこの世の大原則であるということだ。
何かを得ようとするなら、何かを差し出さなければいけない。
友人と同じく全く非モテだったオレだが、昨年モデル業もこなす彼女ができたし、2~3ヶ月に1人くらい新規の若い女子をゲットできるようになった。
そんなオレはモテるために「がんばってきた」わけだが、「がんばってきた」というのを見方を変えると「いろいろなものを差し出してきた」とも言える。
例えば、友人たちとの飲み会、テレビや映画を見る時間、ボーっとする時間。
これらはとても楽しい時間であったが、それらを削ることによってナンパ活動そのものやそれに付随する活動の時間を捻出することができた。
直近ではオナニーもやめた。
オレにとってはオナニーは何物にも代えがたい至高の時間であった。
オナニーによる快楽を手放したことにより、モテはもちろんのこと、仕事など人生全体へのプラスの影響を手にすることができた。
大切にしていたものを次々と生贄として捧げることによって、オレはどにうか人並みにモテるようになることができたのだ。
変わることができない人というのは、逆に今大切にしているものを何一つ失いたくないのではなかろうか。
そして、それは何一つ新しいものを得ることができないことを意味する。
何かを得ようとするなら何かを差し出すしかない。
非モテが何も失わずにモテようとするなど傲慢である。
モテたければ今の自分が最も大切にしている時間・・・
サバゲーやオーディオの趣味を封印してみないか・・・
我が友よ。
追伸:
転職活動やめました。
詳細は機会があれば語りますが、会社内でのマウンティングを諦めることによって金と時間を得るという戦略です。
これも等価交換の1つです。
#0170 「天才」と「持たざるもの」
オリンピック100m決勝は黒人だらけだ。
人間は生まれつき平等ではない。
決して超えられない壁が存在する。
ナンパの世界においても同様である。
同じ時期にナンパの世界に飛び込んだ2人。
1人は最初の1ヶ月目から次々とゲットを量産し、数カ月後にはナンパクラスタにおいて神扱いされる。
1人は1年やっても鳴かず飛ばずでいつしかナンパの世界から遠ざかっていく。
両者の違いはルックスによるものなのか、コミュニケーション能力によるものなのか、メンタリティによるものなのか。
「天才」と「持たざるもの」。
そこには厳然たる才能の差というものが存在する。
オレは「持たざるもの」だ。
数年ナンパに取り組んできたが、ラッキーパンチでスト高の彼女をゲットすることはできたのが唯一の戦果で、それ以外は燦々たる結果しか残せていない。
ツイッターのナンパクラスに次々と現れる「天才」たちの即報を見るたびに嫉妬や劣等感の嵐の渦に苛まれる。
なんで、あいつばかり・・・
なんで、オレは結果が出ないのか・・・
ナンパは競技ではないのだから、楽しくやればいいじゃないか。
あるいは、比べるべくは他人ではなく過去の自分であるという考えがある。
そういう心持ちになろうとした。
結果が出なくても楽しかったからよかったと自分を納得させる日々。
しかし、本当は納得なんかしていなかった。
楽しいなんて思えるはずがなかった。
オレもあの「天才」たちのように女子を魅了したい・・・!!
それこそが自分の本当の思いなのだから。
「持たざるもの」が「天才」の背中を追い続けることは、その絶望的なまでの差を思い知ることである。
現実から目を背けてはならない。
それでも前を進むというのなら、圧倒的な覚悟が必要だ。
※ジャンプ漫画「アイシールド21」より
王城学園の桜庭は容姿端麗のお坊ちゃまで全てを持ち合わせているかのように見えたが、自分の好きなアメリカンフットボールの才能は持っていなかった。
一方、同時期にアメフトを始めた同学年の進は日本史上最強のラインバッカーと呼ばれる天才であった。
桜庭は進との才能差に絶望しつつも、全てを捨てて進を勝つことを決意する。