№0119 感情を揺さぶる
前回エントリーでのスト高強めギャルを連れ出し、彼女をひと時でも意のままに操れたことは俺の中で強い成功体験として刻まれた。
タイムコンストレイントメソッドを使って連れ出し、それを馬鹿正直に守り自分から途中解散してしまったが(内心怖かったというのもある)、あのまま行けばキスくらいはいけたかもしれない。
過去の連れ出し体験ではほぼ健全に解散しているので、短時間で一気にそこまで関係を進めることができたことが自分でも信じられず、狐につままれたような感覚であった。
その後自分で振り返って考えてみたのだが、奥義「ブラスト(爆破)」によって、モテ本やナンパブログで女子の食いつきをあげる一つの要素としてあげられる「感情の揺れ幅」というやつを作ることに成功したのかもしれない。
「感情の揺れ幅」を作るには相手の心に踏み込まなければいけない。
しかし、俺は他人と波風を立てるのを極度に恐れるため、他人の心に踏み込むことが苦手だ。
これまで散々アポ負けしてきたのは、相手の心に踏み込むことをせずに表層的なコミュニケーションに終始してきたことが一つの要因にあるのかもしれない。
奥義「ブラスト(爆破)」は好意というポジティブ要素だったため、何とかうまくいけたが、それだけでは「感情の揺れ幅」を一方向にしか揺らすことができない。
「感情の揺れ幅」の面積を拡大させるには、ネガティブ要素の「ネグ」などを用いて逆方向に揺らす必要もあるだろう。
俺はこのときから相手の感情を揺さぶるということを意識するようになった。
12月に入ると、仲間のスト師経由で合コンが開催された。
相手側は・・・、残念ながら、俺のストライクゾーンをはみ出た子しかいなかった。
俺はせっかくの機会なので、相手の感情を揺さぶるための実験をしてやろうと思った(今考えると、真面目な気持ちで臨んでいた男性・女性の幹事にはとても失礼な話だが・・・)。
普段の合コンでは全くやらないような破天荒な行動をとってみたのだ。
まずは、姉御肌の幹事に対して、「実は好きな男の前では乙女だろ。ほら来い、俺が甘えさせてやるよ」と上から目線での“レッテル貼り”をぶちかましてみた。
満更でもない雰囲気が出ていたので、さらに調子に乗って「やっぱ俺が甘えたい」といきなり膝枕をさせてみた。
随分と俺も思い切った行動に出たものだが、この一連の行動は相手幹事に強く刺さったようで、合コン後に相手から連絡が頻繁にくるようになった。
さらに別の子に対しては、得意の奥義「ブラスト(爆破)」をぶちかましてみた。
その子にだけ聞こえるように「今日来てよかったわ。君のことめちゃくちゃタイプや~」とささやき、手を握ってみた。
そのとき、相手は握られた手を上に持って行き「セクハラする人がいるんですけどー」とみなに言いふらし、その場では刺さっているかどうかは判別できなかった。
しかし、合コン終了後に、再度その子の手を引っ張ってみると、多少の形式グダはあったが簡単にセパレート連れ出しを成功することができた。
合コン後のセパレート連れ出しは初めてだったので、俺は内心感動していた。
(その後の連れ出しではあまりに雑にギラついてしまったため、キスすら拒まれてしまった・・・w)
今までの合コンではおざなりの発言しかできず、その場では何事もなく終了してきたが、今回のように相手の心を揺さぶる行動をとることで一気に関係を深めることができるというのが分かったことが大きな収穫だった。
それから一週間後。
我がコミュニティの忘年会があり、その帰路花京院とコンビナンパに臨み、ひと声かけ目で二人組のOLを連れ出した。
合コンのとき同様、彼女たちの学生時代の部活バレー部のポジションから、キャラの“レッテル貼り”を行った。
「自分セッターなんだ?だから、今日も世話焼いてばかりなんだ。たまには甘えなきゃ、どんどんモテなくなるぞ」
「自分はアタッカーか、周りからお膳立てばかりされてお嬢様ポジションで楽ばかりしてきたんだろう」
ご覧のとおり、かなり「ネグ」要素が強くなっていた。
その後もフォローを入れつつ「ネグ」をかましてみた。
刺さったのかどうか・・・?
帰り際、雨が降っており、傘が2本しかなかったこともあり、上手くセパることができた。
このとき俺は俺担当の子と手をつなぐと言葉ではいろいろとグダっていたが、体は向こうから俺に預ける様子があり、IOIを十分に感じ取ることができた。
(花京院の方も上手くやっていたらしい。)
彼女とはその後のLINEですんなりアポ取り付けに成功した。
さて、合コン・コンビナンパでの実験成果に味をしめた俺は、LINEにおいても今までとは違い、攻撃的な内容のメッセージを送るようにした。
ザオラルメールによって蘇生したある相手に対して、ミスフィッツ氏のLINEを参考にチャラくて好意を大げさに表現したメッセージを送った。
すると、たちまちアポの取り付けに成功した。
その相手とは・・・、
かつて俺をどん底に叩き落とした・・・
あのCamcan子だ!!
あれから3ヶ月・・・俺は変わることができたのか・・・
そして、ムササビVSCamcan子の世紀の一戦が幕を開けた。