№0117 楽しくいこう
11月某日。
長期出張から戻ってきたYさんと久々に合流。
テンションを盛り上げてストを始めるために、俺は確か特に意味もなくこんなことを言った。
ムササビ「今日は絶対即るっつうくらいの気合入れていきますよー!」
そしたら、Yさんは冷静に次のようなことを言った。
Yさん「いやいや、なんかそのかんじ嫌だ。ストってそんな気合入れてやるもんじゃないでしょ。楽しくいかないと」
こんな風に、クールなYさんはときたまバッサリと人を切り捨てるときがある。
そんな言い方しなくてもと少し思ったが・・・、すぐに思い直した。
Yさんの言葉は、常に本質をつく。
実際のところどうだ、最近俺はストを楽しめていただろうか?
いや、全く楽しめておらず苦行のように思っていたところがあった。
下記エントリーのように、
新しいナンパスタイルを追求するあまり、求道者のような気持ちが強く出てしまっていた。
自分が楽しんでいないのに、相手を楽しめられるはずがなかった。
本人はあまり意識していなかったかもしれないが、Yさんはまたもや俺に気付きを与えてくれたのだ。
その後雨が激しくなり、この日は喫茶店で地蔵トークして終わった。
ナンパ始めた頃のように、純粋な気持ちでナンパを楽しむ。
そんな風に気持ちを切り替えただけで、ワクワクが止まらなかった。
早くストに出たい。
次の日、ソロで新宿に意気揚々と出撃。
ひと声かけ目、革ジャンを着ていて、足が綺麗な子にいった。
ムササビ「こんばんは~」(満面の笑顔)
革ジャン子「・・・はい?」
ムササビ「なんかロックな感じでめっちゃかっこいいですね~」
革ジャン子「え?えええ?www」
なんと一発オープン。
難なく連れ出しできた。
その後、相手の待ち合わせの時間になり解散。
帰りがけにもう一声かけしてみた。
またもや、一発オープン。
仕事中だったので、番ゲのみとなった。
自分の気持ちを前向きにするだけで、いきなり結果がついてきたことに驚いていた。
さて、その2日後。
急きょ、革ジャン子あらためアイドル子との当日アポが決まった。
アポの場所は、ムササビが最近一人暮らしを始めたところの最寄りの駅の一つ。
LINEでのやり取りや自分のホームに上手くおびき寄せられたことから、食いつきはかなりあると見ていいだろう。
【今回のお相手:アイドル子】
ビジュアル:7/10 ※新基準による採点。新基準の詳細については今後のエントリーで
年齢 :20歳
職業 :無職
系統 :ロリ系
スタイル :ややプニ
性格 :明るく愛嬌がある
アイドル子は現在無職。東北からアイドルを目指して上京し一度失敗したが、再び上京しアイドルを目指しつつも、看護師の学校にも入ろうとしていたところだった。
ちなみに、一度目の上京時にはアイドルは某大手レコード会社の企画系アイドルのオーディションのファイナリストにまでは選ばれていたらしい。
なるほど、服装があまりイケてないが、磨けば光りそうなポテンシャルは感じられた。
急遽のアポであり店はあまり調べることはできていなかったが、一店目→二店目といいかんじでエスコートできた。
彼女とはノリの相性がよく、話はかつてないほど盛り上がった。
アポにおいても、“楽しく”のテーマが功を奏していた
楽しい話だけでなく、彼女のつらかった話も聞いてあげた。彼女の目には涙が浮かぶ瞬間があった。
場の盛り上がり、彼女の感情の揺れ幅という部分においては十分煮詰まった。
二店目は個室だったので、ギラつきはじめた。
手を握り体を引き寄せようとすると・・・、
相手のテンションがサーッと急に引いた。
後で話を聞いてみると、どうやら彼女は悪いアイドル事務所に引っかかり、枕営業っぽいことをさせられそうになったようだ。
俺に関しても結局体目当てかと思い、引いてしまったとのことだった。
その後は彼女の機嫌回復に終止し、彼女の機嫌がなおったところでその日は解散となった。
この日の敗因は楽しい雰囲気から脈絡もなく唐突にギラついてしまったことだ。
店を出たところでさり気なく手を握ればよかったし、焦らずに家に呼び寄せればよかったのである。
相変わらずのクロージングの下手さ加減は引き続き課題として残ったが、声かけ~アポまで“楽しく”を取り戻せたことは大きな収穫となった。
俺はまたナンパが楽しくなり、精力的にストに取り組むようになったのである。
【次回予告】
そして、ムササビはあるナンパブログに出会った。
ついに新たなムササビ流軟派術奥義が誕生する・・・!?