軟派黙示録ムササビ

ナンパの闇と真実

前方に壁がある。


とてつもなく高く上を見上げても頂上が見えない。


とりあえず、ボルダリングの要領で、くぼみに手や足を入れたり、でっぱりを掴むあるいは足場にすることで登ろうと心がける。


それでも頂上は見えないので、あきらめて地面に降りる。


今度は近くにあったハンマーを手にとって、思いっきり壁を叩いてみる。


壁の表面が少し削れて欠けた小岩が飛び散る。


この調子だと何度も何度も叩いてみる。


しかし、表面が削れるのみで一向にダメージを与えられている気配がしない。


そのうちオレの手の方がが痛くなってしまい叩くのをあきらめる。


今度は迂回しようと壁を左手に走ってみるが、万里の長城のように壁はずっと先の方までそびえ立っている。


壁を右手に走っても同じだった。


寝てみたら状況は変わるかもしれない。


起きてみると、やはり壁はある。


別の道に行ってから、また戻ってきてみたらどうか。


数日後戻ってきみると、壁は変わらずにあり続ける。

 

 

 

ナンパでなかなか結果が出ない現状を現してみた。

 

壁に挑んでるそのときは、苦しんだり、楽しかったり、怖かったりととにかく不安定だ。

 

それが嫌で目を背けたりするけど、越えない限りは壁はいつかどこかで立ちはだかる。

 

壁を超えたその時はとてつもない達成感が味わえるのをオレは知っている。

 

だから、 オレは壁に挑み続ける。

 

みんなもそうだろう。

 

 

クリスマスシーズンは人をポエティックにさせる。笑笑

 

 

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