#0164 変貌
某日。
ムササビは久々にネトナンのアポを入れた。
久々のアポだというに心が妙に落ち着いていた。
こんなのに落ち着いてしまっていていいのだろうか?
戦闘モードに心を切り替えねば・・・
いや、いいか・・・別にできなかったらできなかったでいい気がする・・・
相手が現れる。
写真はスト7だったが、実物はスト5.5といったところか。
想定範囲内。
最近のムササビはオナ禁や筋トレに注力するようになり、心身ともに男らしくなったと自分で実感するようになっていた。
周囲からはシュッとしたという意見を耳にすることもあった。
いつもなら、ムササビはウェルカムトークをサービス精神旺盛に繰り広げるのだが、特に気乗りがせずに普通の対応に留めた。
予約していた居酒屋へIN。
よく喋る子だったので、ほぼ一方的に彼女の話を聴く。
ここでいつもなら身を乗り出して、うんうん相槌を打ちながら傾聴するのだが、この日のムササビはどこか俯瞰したような態度でしか彼女の話を聞いていた。
話の表面的な内容よりも、特に意図したわけではないが、「構ってちゃんぽいな」とか、「メンヘラ臭がするな」とか、彼女の本質を探るように観察していた。
1時間が経ち、話を聞いているしかしてないのでそろそろ仕掛けねえとなとぼんやり考えてたのだが、気付くと彼女のボディタッチがやたら増えてきて、瞳がややトロンとしてきているように見えた。
ん、いつのまにか仕上がってねえか??
つか、何もしてねえんだけど??
店を出ることにした。
彼女が手を握ってほしいようにみえたので、手を握ってあげた。
そして、そのままタクシーで自宅へ搬送した。
実は自宅ではゴールに至る前に事件があったのだが・・・その詳細については別エントリに譲る・・・
その事件を適切に処理し・・・
無事に即
獣のようにキスをむさぼってくるエロい子で、する気が全くなかったのに強制的に2回戦をさせられてしまった。
彼女は即系であったのだろうし、もしかしたらタイプ落ちだったのかもしれない。
しかし、そういった案件でも落としてきた連れ出し・アポ勝率5%以下のムササビがここまで簡単にゴールを決めてしまったのはこれまでにないことであった。
間違いなく、オナ禁や筋トレ効果はあったと思う。
だが、それだけでなく、今回のアポを振り返ってみると、いつものムササビとは振る舞いが変わっていたのが功を制したともいえそうだ。
後日、彼女からラブラブのLINEが何度か来た。
ムササビは彼女のLINEをブロックすることにした。
この行為も以前のムササビなら考えられないことである。
ムササビの中で何かが変わってしまったのか?